新茶・つゆひかりの試飲。  
新茶の季節となりました。 お茶の記事はずいぶんと久しぶり。<いかんのぅ~(-_-;)

さて、新茶。  今回は、静岡県御前崎産の品種茶『つゆひかり』の新茶(4月摘み)です。
昨年から月一で通っているお茶講座で先日、鹿児島と静岡の新茶の飲み比べをして、その時およよ!?と思ったお茶でした。^^
御前崎と言えば駿河湾の入り口の飛び出た所で、高知の室戸岬と並んで台風の時には大変な土地柄。
気候の温暖さを利用して摘み取り時期の早い鹿児島茶に対抗すべく早生品種を作って売り出したのが、このつゆひかりとのことです。
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まず、およよ!?の1つは葉の外観。 色がとても黄っぽいのです。
黄色が強いと深蒸しになるのでポロポロと細かく粉っぽい葉になるのですが、全然粉っぽく無くて葉が長くしっかりしています。
しかも、すっごく細長い。 
左:よく見る感じの『やぶきた』の葉(深蒸しまで行かない中蒸し程度)。 右:『つゆひかり』の葉。 どちらも4gずつ。
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浸水すると、この違い。 (湯温はちょいと高めの70℃くらい)
やぶきたの方もミル芽でやわらかい葉だけれど、それよりさらにつゆひかりの方がミルくて細かな芽を使っているように見えます。
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ちょうど良い急須が揃わないので、茶漉しを使って淹れました。(浸水時間は30秒程度)
つゆひかりの方はさすが深蒸しなので、色はしっかり出ていますね。 ※実際にはもう少し緑色っぽく見えるのですが。。
つゆひかりのお味はというと、甘くまろやかで大人しい感じかな。 香りもそんな感じです。 美味しいけれど、大人しめの印象。
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しかし、このお茶、2煎目に2つめのおよよ!?があるのです。
2煎目を少し高めの湯温で淹れてみると、あら不思議。 揮発性の香りが鼻に抜けて、すごく爽やかでフルーティー。
講座で先生に淹れていただいた時も2煎目で急に華やかな風味になったので驚いたところ、つゆひかりの親が『静7132』で香りが特徴的な品種なので
その特徴を受け継いでいるのかもというお話でした。 静7132は桜餅のような香りのする芳香成分が含まれている品種茶です。 
(しかしながら※資料によると、静7132(まちこ)の主な桜葉様の芳香成分である『クマリン』の含有量がつゆひかりには少ないそうなので、
クマリン以外の成分による香りということになりそうです。)
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このあとも、何回か淹れ方を変えながら試してみましたが、実のところ、淹れ方によって味の変化が大きく難しいお茶であることが分かりました。
全体的には、苦渋味はとても少なくて水色が濃く、甘味が強く長続きする、そんな感じのお茶ですが、低温で出る成分と高温で出る成分が
それぞれ良い特徴を持っている感じなので、上手く引き出しながらいただくととても面白く美味しいお茶のようです。 3煎目もさっぱり美味しい。
個人的には、1煎目は低温でゆっくり淹れて、2煎目は高温でさっと淹れて、茶葉は多め、2煎目までしっかりじっくり味わうのが良さそう。
このお茶なら、紅茶みたいにお湯で香を立たせて水出しにしても良さそう。 ちょっと勿体無い気はしますが。。(^^ゞ
2煎目でも『もうじ(毛茸)』と呼ばれる若い芽のうぶ毛が沢山。 走りのお茶らしく、50g1000円の新茶でございました。
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by aku_beeno | 2015-05-22 12:20 | | Comments(0)


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