鳥獣戯画と茶
サントリー美術館で開催されている『鳥獣戯画がやってきた!』展・後期を観に行ってきました。
今回、国宝・鳥獣人物戯画絵巻の4巻=甲乙丙丁が揃い踏みです。
それぞれ描かれた時期の違いや作風の違いがあるのですが、どれも笑顔なしには観られません。
中でも甲巻はやっぱりスゴい!動物たちの愛らしさはもちろん、筆のタッチが清々しくて本当に
愉快爽快な気持ちになります。 後世の模本に写し、アレンジ作品の数々。
日本人に息づく“茶目っ気・洒落っ気”の根っこは相当ー深かったのだと実感しました~*

ところで…、鳥獣戯画と言えば、栂尾山・高山寺。 その“栂尾”と、高山寺の中興の祖である
“明恵(みょうえ)上人”、、お茶の世界ではかなり有名であります。
明恵上人は、栄西禅師が1191年頃に中国の宋から持ち帰った茶の種を贈られて、栂尾に播いた
のをはじめとして諸国へ茶栽培を広めたり、茶の効用を説いた人物として伝えられています。
その栂尾の茶は「本茶」として珍重されるようになり、鎌倉~室町時代の“闘茶”に使われました。
(茶歌舞伎・茶香服とも。)c0150974_1631285.jpg

闘茶は当時、武家・公家・僧侶の間で大流行した飲茶競技。
栂尾産を本茶、その他を非茶として「本・非」を飲み当てるのです。上層階級の楽しみとして豪華な景品を競い合ったり…段々ギャンブル色が強くなった為、足利尊氏が建武式目で禁止しています。
それから茶道の創設と共に茶事の余興としての茶歌舞伎の形式にまとめられ、今に継承されてきました。現在では本・非ではなく、玉露・煎茶など数種類のお茶を用いて、それぞれの種類や産地を当てるのですが、なかなかに難しそう。。私はまだやったことがありません。

そんなこんなで、京都栂尾・高山寺。 
きっと昔の人々も、お茶を飲みながら戯画を楽しんだことでしょう~(* ̄。)-з旦~~
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by aku_beeno | 2007-12-13 16:34 | | Comments(0)


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