日本には古くから、お正月に大福茶(皇服茶・王服茶)を飲んで無病息災・招福息災を願う
慣わしがあるそうです。 大福茶とは、正月最初に汲んだ初水(若水)で煎れたお茶に梅や昆布などを入れたもの。(地方や家によって違いありです。) 大福茶の由来は…951年春。京都で疫病(胃腸病)が流行し蔓延した際に六波羅蜜寺の空也上人が村上天皇から命じられて悪疫退散の祈祷を行ったが効果が無かった。そこで、十一面観音像を安置した台車に茶を積んで京の町を引き回し、街頭で祈祷しながら茶に梅干や昆布を入れて道行く人に振舞ったところ、さしもの悪疫も次第に下火に向かった。この功徳にあやかり、村上天皇が毎年正月元旦にお茶を服するようになり、皇服茶・王服茶と呼ばれるようになった…。 または、960年に村上天皇が病んで悩んでいた際、六波羅蜜寺の観音菩薩に供えた祈祷茶を飲んだところ、たちまち全快したので王服茶・皇服茶と呼ばれるようになった…。 など、伝えられています。 いずれにしても、六波羅蜜寺。 六波羅蜜寺では、今も正月の3が日には皇服茶が振舞われているそうですね。 後に、皇服茶から大福茶の字が当てられるようになり、一般庶民もお正月には大福茶を飲んで 旧年の邪気を祓い、新しい年を祝福するようになったそうです。 今年から我が家でも☆
by aku_beeno
| 2008-01-04 14:28
| 茶
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Comments(2)
あけまして、おめでとうございます。
六波羅蜜寺の空也上人の像、ご存じでしょうか? 咽から、口から、佛のパレード! いとうせいこう曰く「日本人初のヒップホッパー」らしいです。 このupされているお茶は母親に飲まされていましたが、私には…。 塩気、あかんのですよ~(/_;) 日本茶でも塩辛いなて思う時があったりの入院ごはんが美味しいと思うsuzeですが、 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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aku_beeno at 2008-01-05 14:29
suze さん:明けましておめでとうございます!
いとうせいこう>言い得て妙ですね~(笑) あらら…塩気、ダメですか。。ではモンゴルのバター茶とかもダメそうですねぇ。 日本茶が塩っぽいと思う事、私もあります。特に高級なお茶に多いような…。 今回使った梅干と昆布は塩っぽく無いものでしたが、味的に旨味の強いお茶との 相性が良くない気がして、さっぱり味の番茶の方が合いそうに思いました。 番茶なら、お茶漬け(飯抜き)と同じですが…。^^ 本年もどうぞよろしくお願いします♪
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