江戸っ子が愛したくず餅。
くずはくずでも、葛ではありません。 お麩作りで小麦粉からグルテンを採った、残りの デンプンから作られるエコ(?)菓子です。^^ その小麦デンプンを、(葛粉やわらび粉、米粉など…他のデンプンで作る場合とは違って)水に漬けたまま1年以上、じっくり時間を掛けて自然に発酵(乳酸発酵)させて使用するのが、くず餅流! 小麦デンプンを水に漬けて発酵させることによってデンプンの質を変化させ、蒸し上げた時にあの独特のモチモチ感を出すのが目的らしいのですが、乳酸発酵によって生まれる爽やかな酸味を感じさせる風味は、くず餅ならではのモノ♪ その魅力にすっかり取り憑かれてしまいました。 くず餅をいただきながら何となく、味わい方が蕎麦の味わい方と似ているような気に。。 始めのうちはくず餅そのものの香りを楽しみながら…そして後半は黒蜜ときな粉を、これでもかっ! と言うくらい、たっぷりつけて。 死ぬ前に「せめてたっぷりつけて食べたかった…」と、後悔しないように☆
by aku_beeno
| 2008-01-15 12:42
| 食べ物・飲み物
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Comments(4)
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suze69 at 2008-01-15 17:20
見たことも聞いたこともないですわ。
なんで本物の葛餅を食べんと小麦デンプン食べるん? 関東や東北の食べ物って不思議〜(*^〜^*)ゝ こっちの葛餅は中にこしあんが入ってくずやから透き通ってて、ヴィジュアル的には巨大かえるのたまご。 ちばみに、葛きり、心太は黒蜜で食べます。
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aku_beeno at 2008-01-16 12:08
suzeさん : ありがとうございます!
中にこしあんが入っていて丸い葛餅なんですね~。 こちらで言う“水まんじゅう”に似た感じでしょうか。私、大好きです♪^^ 江戸時代、庶民の間では労働のエネルギー源としておやつに炭水化物たっぷりの 食べ物が好まれたようなので、くず餅も、そんな庶民のお腹を支える食べ物として 発展したのだと思いますよ。 くず餅のすんごいボリューム感は、庶民の強い身方だったことでしょう~。 それにくず餅のくずは、葛ではなくて小麦屑の屑が本当かと。 葛餅とくず餅。製法も味も違うので、私は全く別物のお菓子として楽しんでいます♪
へ~(◎o◎)!
水まんじゅうがどんなんかわからんねんけど、たぶん伝わってると思います。 葛餅、葛饅頭、水無月といったあたりはヴィジュアル的に涼しげな夏の御菓子やさかい、今の時期は買えませんねん。 そうそう! パッと見、このクズ餅はワラビ餅みたいですねっ。 ワラビ餅にも地元で有名な御菓子屋ではきな粉+黒蜜又は白蜜付きでね。 神戸にいる時に買うて土産にすると「蜜付きや」云うて喜ばれました。 次回試してみてね!
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aku_beeno at 2008-01-17 10:59
suze さん、どうもです!
蜜付きわらび餅♪信玄餅みたいですね~じゅるり。 確かに、葛のあたりのお菓子は夏に冷んやりいただきたいですよね~。 くず餅はわらび餅より、もっとムチッと強力なんですヨ。水っぽさより モチっぽさの方が強いので、冬でもイケちゃいます。^^
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