通常、茶は、仕上げ工程で 『篩分け(選別)』 という作業が行われます。
私はまだまだ勉強不足で、専門的なことは分からないのですが 仕上げて主体となる茶(本茶)から粉や茎、小さな芽先の部分、長すぎるもの、 太すぎるものなどを篩いにかけて選り分けるのです。 選別された茶は整えられて商品となりますが、本茶部分以外も、それぞれ粉茶や茎茶、 芽茶などとして売られていたり、ブレンドに使われたりしているようです。 あえて選別をしていない茶も売られています。もちろん、そのままを愉しむお茶です。 よく見かけるものでは「農家のお茶」や「荒茶仕立て」というネーミングのお茶。 1つ、買ってみました。 100g 650円のお茶です。 専門の機械や道具のことは分からない ので、とりあえず身近な道具を使って やってみることに。 粗目の茶こし(3cmに穴の数27目)と、 ミニざる(3cmに14目)を使用しました。 まず、27目の茶こしで粉を選り分けます。 これが27目篩下の粉。(④)↓ 残りを14目のざるで篩って太い部分を分けました。(②)↑ そして、14目篩下・27目篩上の本茶です。(③)↓ それぞれ、3gを90℃の湯で1分浸出させ淹れてみました。 ①茎茶・②番茶 ③本茶・④粉茶 の順です。 水色の違い、分かるでしょうか? 味の方は、かなりはっきりと 違いが分かりました。 茎茶はさっぱりすっきりして ほんのり甘い味。 太い番茶タイプは、 茎茶の味+後味に強い渋味。 粉茶は味が濃くてどろっとした 感じ。雑味も多くなります。 そして、本茶部分はやっぱり一番美味しい~♪ この茶が持っている甘味、旨味、苦渋味がしっかり味わえますものね。 粉が無くなったため、クリアですっきりした飲み口になり、甘味や旨味が良く分かります。 私的には、なるほど・なるほど・・・の試みとなりました。 しかしながら…無選別の茶はやはり、そのまま愉しむのが一番でしょう。(^-^)
by aku_beeno
| 2008-05-01 16:57
| 茶
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