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 無選別の茶の篩分けをしてみる。 
    通常、茶は、仕上げ工程で 『篩分け(選別)』 という作業が行われます。
    私はまだまだ勉強不足で、専門的なことは分からないのですが
     仕上げて主体となる茶(本茶)から粉や茎、小さな芽先の部分、長すぎるもの、
      太すぎるものなどを篩いにかけて選り分けるのです。
    選別された茶は整えられて商品となりますが、本茶部分以外も、それぞれ粉茶や茎茶、
    芽茶などとして売られていたり、ブレンドに使われたりしているようです。

    あえて選別をしていない茶も売られています。もちろん、そのままを愉しむお茶です。
     よく見かけるものでは「農家のお茶」や「荒茶仕立て」というネーミングのお茶。
    1つ、買ってみました。 100g 650円のお茶です。
 無選別の茶の篩分けをしてみる。 _c0150974_15404340.jpg
    確かに色々混ざっています。  選別してみたくなりました☆
 無選別の茶の篩分けをしてみる。 _c0150974_15485149.jpg

専門の機械や道具のことは分からない
ので、とりあえず身近な道具を使って
やってみることに。
粗目の茶こし(3cmに穴の数27目)と、
ミニざる(3cmに14目)を使用しました。


まず、27目の茶こしで粉を選り分けます。 これが27目篩下の粉。(④)↓
 無選別の茶の篩分けをしてみる。 _c0150974_15565850.jpg
    残ったこちらから茎を選り分けます。機械がないので手作業、箸でつまみました。。^^;
 無選別の茶の篩分けをしてみる。 _c0150974_1614227.jpg
    取った茎です。(①)↓      無選別の茶の篩分けをしてみる。 _c0150974_1651689.jpg 無選別の茶の篩分けをしてみる。 _c0150974_1675928.jpg









                     残りを14目のざるで篩って太い部分を分けました。(②)↑
    そして、14目篩下・27目篩上の本茶です。(③)↓
 無選別の茶の篩分けをしてみる。 _c0150974_16161169.jpg
    結果25g中 = ④粉茶5g +①茎茶3g +②番茶部分4g +③本茶部分13g。
     それぞれ、3gを90℃の湯で1分浸出させ淹れてみました。 無選別の茶の篩分けをしてみる。 _c0150974_162026.jpg
①茎茶・②番茶
③本茶・④粉茶 
の順です。

水色の違い、分かるでしょうか?
味の方は、かなりはっきりと
違いが分かりました。
茎茶はさっぱりすっきりして
ほんのり甘い味。
  太い番茶タイプは、
茎茶の味+後味に強い渋味。
粉茶は味が濃くてどろっとした
感じ。雑味も多くなります。
    そして、本茶部分はやっぱり一番美味しい~♪
    この茶が持っている甘味、旨味、苦渋味がしっかり味わえますものね。
    粉が無くなったため、クリアですっきりした飲み口になり、甘味や旨味が良く分かります。
    私的には、なるほど・なるほど・・・の試みとなりました。
      しかしながら…無選別の茶はやはり、そのまま愉しむのが一番でしょう。(^-^)
by aku_beeno | 2008-05-01 16:57 | | Comments(2)
Commented by soave at 2008-05-03 23:51 x
さすがです。
無銭別のお茶、頂き物であるのですが、
淹れるたびに味が違います(^▽^;)
こういうことだったのですね。
Commented by aku_beeno at 2008-05-04 23:25
soaveさん、どうもありがとうございます。(^o^)丿
なるほど~確かに無選別だと、中身の偏りで味が変わるかも!
聞いて納得です。 
淹れるたびに味が違うのも、無選別の良さなんでしょうけど。^^


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